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Googleの新しいAI、NotebookLMで「情報整理」を劇的に効率化!

こんにちは!今回のコラムを担当させていただきます、ぐっしーです!

日々の業務で使った大量の資料や議事録、PDFファイル、社内共有ドキュメント等、
皆さんはどのように整理していますか?

「あとで読もう」と思って保存したまま、振り返って読むことなく埋もれてしまったり、
「あの情報ってどの資料に書いてあったっけ?」と資料を探し回った経験、
きっと一度はあるのではないでしょうか。

情報は”資産”ですが、活用できなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
情報を整理し、使いたいときに使えるようにすることがこれからはとても重要になります。

そんな情報整理の悩みを一気に解決してくれるのが、
Googleの新しいAIアシスタント「NotebookLM」です。
今回のコラムでは、この画期的なAIアシスタントが、
皆さんの仕事をどのように効率化し、新しい価値を生み出してくれるのか分かりやすくご紹介します!

NotebookLMって、一体何がすごいの?

NotebookLMは、自分がアップロードした情報だけを”情報源”として、
その内容に特化して回答や提案をしてくれるAIです。
一般的な生成AI(ChatGPTやGemini)はインターネット上の膨大な情報をもとに回答を生成します。
これらもとても便利ですが、
社内資料や自分だけが持っている「特定の情報から正確な情報を引き出したい」という
ニーズには少し不向きでした。

一方、NotebookLMは、
PDFファイル、Googleドキュメント、ウェブサイトやYoutubeのリンクなどをアップロードすれば、
それらを丸ごと読み込み、まるで自分専用の秘書のように必要な情報を瞬時に取り出してくれます。

この機能によって、次のようなことが可能になります。

①資料の要約作成
複数のPDFやドキュメントを一度にアップロードしても、
NotebookLMは瞬時に重要ポイントを抽出し、読みやすくまとめてくれます。
重要なポイントだけを短時間で把握できるので、事前資料の確認もスムーズです。

②質疑応答
「この資料の〇〇について教えて」と質問すれば、関連する箇所を正確に探し出し、回答してくれます。
どの資料のどの部分から回答を引用したか、出典元を正確に示してくれるので安心です。

③アイデア出し
議事録や企画書をアップロードし、
「この企画の改善点は?」「新しい提案はある?」と投げかければ、新しい視点や提案をしてくれます。
過去の成功事例や関連データも踏まえて意見をくれるため、
過去データと新しい視点を掛け合わせた幅広いアイデアが得られます。

NotebookLMの使い方

今回は、IT導入補助金2025に関する情報を読み込ませて、NotebookLMを活用してみます。
1.画面左側 ソースの「+追加」から、PCに保存されたPDFやドキュメントをアップロードします。
2.リンクからウェブサイトを選択し、URLを貼りつけて[挿入]を押下します。

3.画面左側の「ソース」に、読み込ませた情報が表示されます。

4.チャット欄に、質問したいことを入力します。
今回は、「小規模事業者とはどのような事業者を指しますか。」と質問してみました。
すると、ソースで読み込ませたPDFとウェブサイトの情報から回答が返ってきます。

次に、「通常枠とインボイス枠と違いについて比較し、表にまとめてください。」と送ってみます。

なんと、一瞬で比較表を作成してくれました!
NotebookLMはテキストベースのAIのため、直接スプレットシートに出力するといったことは難しいです。
しかし、テキストをメモ帳などに貼り付け、.csvの拡張子で保存することでCSVファイルとして扱えます。
その後、ExcelやGoogleスプレッドシートなどのインポート機能を使用して読み込むことができます。

5.おまけ
私が実際に利用してとてもおもしろかったのが、画面右側『Studio』欄の活用です!

音声解説を選択すると、アップロードされた情報源から重要な部分を抜粋し、
まるでラジオのように聞ける音声解説が自動生成されます。
膨大な資料の中から重要なポイントだけを音声で確認できるため、事前の準備時間を大幅に短縮できます。
移動中でも気軽に聞くことができるので、とってもおすすめです!

また、「マインドマップ」を選択すると、IT導入補助金2025に関連するマインドマップが自動作成されます。
この機能は、アップロードした資料のなかから重要なキーワードやトピックを抽出し、
それらの関連性を視覚的に整理してくれる機能です。
マインドマップの各項目にある「>」を押していくと、抜粋された詳細な情報が表示されます。
これにより、知りたい情報だけを効率的に深掘りでき、膨大な資料に目を通す時間を短縮できます。
複雑な情報も一目で全体像を把握できるため、思考の整理や新しいアイデアの発見にも役立ちます。

元の情報源となっているような資料だけでは理解しにくいですが、
このような「音声解説」や「マインドマップ」を活用することで情報の整理が簡単にできるようになります。

NotebookLMの活用事例

NotebookLMは、特に次のような場面で活躍します。

①会議の議事録作成・共有
会議中に取ったメモや録音データをアップロードし、
「今日の会議の決定事項をまとめて」と依頼するだけ。
AIが要点を整理してくれるので、議事録の作成時間が大幅に短縮できます。

②市場調査・競合分析
競合他社のウェブサイトや業界レポートをまとめてアップロード。
「A社とB社のの強みと弱みを比較して」と指示すれば、
複数の資料から必要な情報を抽出し、比較表まで作成してくれます。

NotebookLMを活用すれば、これまで情報整理にかかっていた時間を削減し、
より創造的な業務に時間を充てられるようになります。
「記憶力抜群のパートナー」として、NotebookLMをぜひ活用してみてください!

まとめ

いかがでしたか?

「AIを使ってみたいけど、何から始めればいいか分からない…」という方も、
NotebookLMなら、日々の業務資料をそのまま活用できるので導入のハードルは低めです。
まずは手元にある資料を読み込ませて、要約や検索から始めてみてください。
これだけでも効果を実感できるはずです!

「NotebookLMを導入したいけど、社内のセキュリティは大丈夫?」
「AIをもっと自社の業務に活用したいけどどうしたらいい?」
といったご相談があれば、ぜひ当社のIT顧問サービスにご相談ください。
お客様の業務に合わせた最適なITツールの選定や活用方法をご提案させていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは次回もよろしくお願いいたします!