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【生成AI】最新版!2025年生成AI活用術 第1部

こんにちは!IT支援部のにょうです。

昨今、多くの生成AIが開発・リリースされていますね。
生成AIを業務で活用していくうえで、
「AIに任せるべき仕事」と「人が担うべき仕事」の線引きはとても重要なポイントとなります。

生成AIの活用術について2部構成で解説していきます。
本記事(第1部)では、AIが得意な仕事と苦手な仕事、そして具体的な活用事例を紹介していきます。
次回の投稿(第2部)では、より具体的なAI活用テクニックについて紹介いたします。
ぜひ最後までお読みいただき、日々の業務効率化にお役立てください!

AIが得意な仕事とは?

生成AIは特に以下のような作業が得意です。

  • データ処理と分析: 大量のデータを高速で処理し、パターンを見つけ出すことが得意です。例えば、マーケティング分野では、AIが過去の購買履歴や顧客の行動データを分析し、個々のユーザーに最適な商品をおすすめすることが可能です。
  • 定型的な文書作成: レポートや議事録、メールの下書きなど、ある程度パターン化された文書作成作業を効率化できます。
  • 情報の要約と整理: 長文を簡潔に要約したり、複数の情報源から重要ポイントを抽出したりする作業は、AIが得意とする分野です。
  • 多言語対応: 翻訳や多言語でのコンテンツ作成も、最新の生成AIはかなり高精度で対応することができます。

人間にしかできない仕事は?

一方で、AIにはまだ難しい分野もあります。

  • 創造的判断と戦略立案: 会社の将来を左右するような重要な意思決定や、複雑な状況での判断は、人間の経験や直感に頼る部分が大きいでしょう。
  • 感情理解と共感: 顧客対応や部下の育成など、相手の感情を理解し適切に応答する能力は、まだAIには難しい領域です。
  • 倫理的判断: ビジネスにおける倫理的な判断や、グレーゾーンでの意思決定は、人間の価値観や社会的文脈の理解が不可欠です。
  • 責任の所在: 最終的に決断を下し、その結果に責任を持つのは人間の役割です。AIはあくまでツールとして活用するものです。

当社での活用事例

弊社は、三部会計事務所を母体とするグループ会社です。
母体の会計事務所を含め、Googleの生成AI(Gemini)をグループ会社全体で導入しています。
主にプログラムコードの添削やデバックに活用したり、Excelシートの作成や改良をしています。
会計事務所では会計処理業務にExcelを多用するため、AIのサポートが業務時間の削減に直結しています。
Geminiに集計したいイメージを伝えるだけで、
マクロや複雑な関数を作成してくれるので、Excelに詳しくない社員でも活用できるのが大きな利点です。

Geminiを利用して実際にマクロを作成してみる

Geminiを使って簡単なマクロを作成してもらいます。
作成したいマクロの条件は以下の通り。

・各支店ごとにシートが作成されているため、1つのシートにまとめる。
・シートが増えても問題なく集計できるようにする。
・集計が終わったら完了のメッセージを表示する。

まず、Geminiに作成してもらいたいマクロの条件を伝えます。
この生成AIに指示を出す文章のことをプロンプトと呼びます。
プロンプト次第で生成AIが作成する成果物の質が決まるため、
より具体的で詳細な条件を加えることで、作成されるコードの精度が高くなります。

今回は以下のプロンプトを送ってみます。

      • 以下の条件でExcelのマクロを作って
      • ①集計シートには以下の項目を集計する。
      •  ・A列には各シートのシート名。
      •  ・B列には各シートのB列に記載されている情報。
      •  ・C列には各シートのC列に記載されている情報。
      •  ・D列には各シートのD列に記載されている情報。
      •  ・E列には各シートのE列に記載されている情報。
      • なお、1行目は集計せず、2行目以降で空白セルがあったら処理を終了し、次のシートを集計する。
      ②集計が終了したら「集計完了」のメッセージを出す。

送信してすぐにコードの作成が始まります。
10秒程度でコードの作成が終了し、コピーするだけで使える状態になりました。

作成されたコードをExcelに貼り付けて実際に使ってみます。
支店シートには商品名、単価、個数、売上の情報をランダムに入力しました。

結果はこちら。

上手く集計されました!「集計完了」のメッセージも表示されています。
集計したいセルの追加や、違うセルを集計したいなどの微調整も生成AIが処理してくれます。
ただし、曖昧なプロンプトだと処理がうまくいかなかったり、全く違うコードが送られてきたりするので注意が必要です。

生成AI活用事例

コンテンツ制作の自動化

・メルカリは「メルカリAIアシスト」を導入し、出品時の商品説明や検索をサポートしています。
・Lucid Dream Networkは、Pictoryの脚本から動画を生成するツールを活用し、生産性を350%向上させ、ソーシャルメディアでの到達率とエンゲージメントを500%増加させました。

カスタマーサポート

・トランスコスモス株式会社は、生成AIを活用してコールセンターの対応品質を向上させました。
顧客からの難しい質問に対して、オペレーターが生成AIに問い合わせ、過去の社内ドキュメントから最適な回答を得る方法を採用し、エスカレーション件数を6割削減しました。

業務効率化

・パナソニックコネクト株式会社は、Microsoft Azure OpenAI Serviceを活用したAIアシスタントサービス「PX-AI」を社内イントラに実装し、社員の業務効率や生産性を向上させました。
・LINEヤフー株式会社では、生成AIの導入によりエンジニア1人あたり1日2時間の業務効率化を実現しました。

まとめ

生成AIを業務で上手に活用するためには、「AIと人間の協業」を意識することが大切です。
AIの回答をそのまま使うのではなく、人間の視点でチェック・編集することで、より質の高い成果物が生まれます。
また、AIに指示を出す「プロンプト」のスキルを高めることもとても重要です。
適切な指示によって、より精度の高い結果を得ることができます。

次回、第2部では、より具体的なAI活用テクニックについてご紹介予定です!
皆さんも、生成AIを取り入れられそうな業務からぜひ活用してみてください!

お問い合わせはこちらから。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!