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冬の寒さもPCの大敵!知っておきたい冬のPCトラブルと対策

お世話になっております!
前回までkintoneの記事を執筆させて頂いておりました相澤です。
今回はkintoneから離れて、パソコンについてお話しさせて頂きたいと思います。

「PCは熱に弱い」ということはよく知られていますが、実は寒さにも弱いことをご存知でしょうか?
冬は暖房の効いた部屋と、冷え込む部屋の温度差が激しく、PCにとって過酷な環境になりがちです。
今回は、冬に起こりやすいPCトラブルと、その対策について解説します。
 


 
私事ではございますが、普段はkintone等の開発業務のほかに社内ヘルプデスク業務も行っております。
その中で最近問い合わせの多いPCトラブルについてお話しさせていただきます。
 

『なぜ冬にPCトラブルが起こりやすいのか?』

PCの内部には、様々な電子部品が搭載されています。
これらの部品は、急激な温度変化や低温にさらされると、正常に動作しなくなることがあります。
例えば、気温が低いと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

起動不良 : バッテリーの性能が低下し、電源が入らなくなる。
結露   : 暖かい部屋から寒い部屋にPCを移動すると内部に結露が発生し、ショートの原因になる。

 
また、冬と言えば電子機器の大敵、静電気の季節でもあります。
冬は空気が乾燥しているため、静電気が発生しやすくなり、
静電気を帯びたまま機器を操作することによって起動や動作の不良を引き起こすことがあります。
 

『トラブルの対処方法例』

これらのトラブルの対処法として有効と考えられる策をいくつか記載します。
まずは予防策からです。

予防策

 ・なるべく室温の低い場所でPCを利用しない
 ・温かい場所から寒い部屋に移動する場合は電源を切って持ち運び、すぐには電源を入れない
 ・湿度を調整する(高すぎず、低すぎず)
 ・金属部分に触れて自身を放電させる

 
ある日突然PCが動かなくなったらそれが仕事用でも、プライベートでも困ること必至です。
可能な限りトラブルが起きないよう普段から予防をしておきましょう。

ただ、予防をしていてもトラブルは発生するものです。
もし静電気による電源周りのトラブルが起きた場合は『PCの放電』を試してみてください。
弊社でのトラブルの場合は放電での解決が非常に多いです。

放電の方法は各PCのメーカーによって異なるため、インターネットで「PC型名 放電」で調べ、
メーカーが公表している放電方法をお試しいただくことを推奨します。

例)HPのサポートサイトが公表している放電方法

一般的には、電源ケーブルやUSB等の付属品を全て外した状態で
しばらくPCを放置したり、電源ボタンを長押しする方法が多いかと思います。
 
一方、結露が原因で電源が入らない場合は決して電源は入れないよう注意しましょう。
結露が発生し、PC内に水分がある状態で電源を入れてしまうと
PCがショートしてしまい完全に故障してしまう可能性があります。

PCが濡れていたり、結露が発生していると想定される場合は
絶対にPCが完全に乾ききるまで待つようにしてください。
また、電源が入っている状態で結露が発生した場合は速やかに電源を切るようにしてください。
 

余談ですが、冬の間はどうしても空気が乾燥してしまうため
卓上加湿器を利用している方も多いかと思いますが、
その場合は水蒸気がPCにかからないよう注意しましょう。
 

『まとめ』

以上が冬場のPCトラブルの例と予防・対処方法でした。
上記はあくまで応急処置レベルの対応となりますので
PCに不具合が続いたり、どうやっても解消しない場合は
メーカーやPC専門業者に修理を依頼することをお勧めします。
 

弊社では、PCを始めとしたIT関連のお悩みを解決する『IT顧問』というサービスを行っております。
普段PCを使う中で気軽に相談できる相手が欲しい、
トラブルがあった際に対応してほしい、パソコンの勉強会を定期的に開いて欲しい等
IT関連のお悩み事がある場合はぜひ弊社にお問い合わせください。

こんなことでもよいのかな、というレベルでも全く構いませんので
まずはこちらからご相談頂ければと思います!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは次回もよろしくお願いいたします!